【基本方針】
近年日本では、中小企業や小規模事業者の業務効率化を図るため、IT補助金を導入し全国的にIT化を推進しています。私たちが住む流山市においても、「流山市情報化推進計画」に基づき、地域全体でデジタルツールの活用を目指しています。しかし、デジタル人材の不足が問題視されており、経済産業省の試算では、人材不足による経済損失が12兆円に達する可能性が指摘されています。私たち流山青年会議所は、この問題に対応し、ITスキルを高め、地域経済への損失を軽減するために率先して学んでいくことが必要不可欠です。
今年度のビジネスイノベーション委員会では、3つの例会を通じて、デジタル技術を私たちの社業に活用するための学びの機会を設けます。まず、デジタル技術の基本的な理解を深め、ビジネスへの具体的な活用方法を学びます。その上で、自社の業務に当てはめて考えることで、実際のビジネスプロセスにどのように活用できるかを見極めることで、新たなアイデアが生まれ、業務改善に繋げることができます。また、経営者には行動力と決断力が求められるなか、デジタル技術を活用することで、これまでの経験や直感に頼るだけでなく、膨大なデータを基にした客観的で精度の高い意思決定が可能になり、経営判断の質が向上し、スピード感のある経営が実現されます。そして、ビジネスには予想外の事態が起こることがありますが、デジタル技術を活用したリスク管理の方法を学ぶことで、問題を予測し、分析することができ、リスクを最小限に抑えるための計画を立てられます。さらに、管理体制を強化することで、事前にトラブルを避けることができるだけではなく、突然の問題にも素早く対応できることが可能になります。 このような取り組みを通じて、デジタル技術の利点を最大限に活かし、生産性を向上させるとともに、迅速な意思決定を実現し、リスク管理をしながら経営のスピード感を高める事ができるようになります。
結びに、今年度初めて委員長という役職を担います。入会歴が浅いことから不安を感じることもありますが、昨年関東地区協議会に出向させていただき多くの貴重な経験と学びを得ました。この経験を活かし、常に挑戦する姿勢を大切にすることで、不安を自らの力に変え、成長していきたいと考えています。また、委員会メンバーにも仕事やJC活動を通じて、積極的に様々な挑戦をしてほしいと思っています。私自身の成長だけではなく委員会メンバー全員が共に成長できるような委員会運営をしてまいります。
事業計画
1.担当例会の開催(4月・7月・11月)
2.各種大会の設営(千葉ブロック賀詞交歓会)
3.7月_関東地区大会(桐生)
4.会員拡大の推進(3名)